初心者必見!スキンケアの基礎知識を伝授。
基本の選び方・使い方・順番は?
普段何気なく行なっているスキンケア。
これで正しいの?そもそもどんな役割があるの?といった疑問を抱える方は、性別を問わず意外と多いのではないでしょうか。
今回は、女性だけでなく男性の肌特徴にも触れながら、スキンケアの役割や使い方などの基本知識をお伝えします。
スキンケア初心者の方はもちろん、今さら人に聞けないと思っていた方も必見。毎日のケアを見直して、さらに美しい肌を目指しましょう。
1. 知っておきたいスキンケアの役割。男性にも必要?
スキンケアの役割は、汚れを落とし、うるおいを与え、肌を保護すること。
外気の汚れ・皮脂・汗、古い角質・メイクアイテムの成分など、肌にはさまざまなものが付着します。放置してしまうと汚れが酸化し、雑菌も繁殖。肌トラブルの原因になるので、クレンジングと洗顔でしっかり落としましょう。
クレンジング・洗顔後の肌はうるおいが蒸発するので、まず化粧水で十分に水分を補うことが大切。乳液もしくはクリームで油分を補い、同時に肌を守りましょう。朝は紫外線から肌を保護するために、日焼け止めも併用します。
女性よりも男性の方が皮膚は厚く、皮脂が多いなどの特徴はありますが、肌の構造や機能は性別で変わりません。男性の肌も汚れが付着し、洗顔後には乾燥し、外部刺激にさらされています。汚れを落とし、うるおいを与え、肌を保護するという基本のステップは、男女ともに必要です。
2.スキンケアの選び方で大切なのは、肌質に合うものを見極めること
基礎化粧品を選ぶときに大切なのは、肌に合うかを吟味すること。どんなに優れた製品でも、肌に合うかどうかは人それぞれ。まずは自分の肌をよく観察して、状態にあったものを選びましょう。
主な肌質とアイテム選びのコツを解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
乾燥肌はとにかく保湿!成分にも注目
水分・油分ともに少なく、全体的に肌が乾燥しているタイプ。どのステップでも、保湿に重きを置いたものを選びましょう。セラミド・アミノ酸・ヒアルロン酸などの保湿成分が入っているかもチェックしてみてください。
脂性肌も保湿はマスト。とくに水分補給を意識して
全体的に油分が多く、「オイリー肌」とも呼ばれます。皮脂が過剰になってしまう原因はさまざまですが、実は水分不足が引き金になっていることも。油分控えめのアイテムを選びつつ、水分はきちんとチャージしましょう。クレンジングや乳液などは、形状的に水分を多く含むジェルタイプなどに注目してみてください。
混合肌は、部位によって使い分けるのもあり
主にTゾーン(額と鼻)の皮脂分泌が盛んで、頬などのその他の部位が乾燥するタイプ。「コンビネーション肌」と呼ばれることもあります。基本的には水分と油分のバランスがよいものを選び、化粧水や乳液などの「塗る」アイテムは、部位によって使い分けるのも一手です。
敏感肌はシンプルな成分&ステップでやさしくケア
乾燥が進み、肌のバリア機能が低下した状態。乾燥肌と同じく、高保湿成分の入ったスキンケアで肌を整えましょう。
ただし配合成分の数が増えると、肌に合わない成分に遭遇する可能性も高まります。またあれこれ重ねると摩擦が増え、肌にとって負担となる場合も。必要な成分だけを配合したアイテムでの、シンプルなケアがおすすめです。
注意!男性=オイリーとは限らない
先にもお伝えした通り、男性の皮膚は女性よりも厚く、皮脂が多いという特徴があります。ただあくまでも一般的な傾向であり、肌の状態は人によって異なるもの。水分が不足しているのに、皮脂が多いためインナードライに気づかない男性もいます。男性も先入観をなくして肌を観察し、適切なケアを行いましょう。
3.スキンケアの種類と順番
続いてスキンケアアイテムの種類・使い方のポイントなどを、使う順番に沿っておさらいしていきます。男女共通なので、普段の習慣を思い浮かべながら参考にしてみてください。
実際はもっと多くのラインナップがありますが、今回はスペシャルケアを除いた基本アイテムのみ解説します。
クレンジング
クレンジングの役割は、メイクアップアイテムなどの油性汚れを落とすこと。主に油性成分で汚れを浮かし、界面活性剤で落とす(洗い流す)という仕組みです。
石けんで落とせると記載があるものを使っても、通常のメイクアイテムを一つでも併用したらクレンジングが必要です。
メイクをしない男性には不要と思われることも多いですが、日焼け止めを使ったらクレンジングで落としましょう。
洗顔
洗顔料で落とすのは、汗や皮脂、古い角質、肌に付着したほこりや花粉など。夜は、肌に残ったクレンジング料を落とす役割もあります。
肌表面に汚れが残っていると、その後のスキンケアがなじみにくくなることも。皮脂が多い男性に限らず、きちんと汚れを落とすことが美肌への第一歩です。
チューブに入ったペースト状の洗顔フォームが一般的ですが、固形石けんや酵素洗顔などのパウダータイプなど、形状はさまざま。いずれの場合も肌をこすりすぎないよう、泡をしっかり立てて丁寧に洗うことを心がけましょう。泡立てが苦手なら、はじめから泡で出てくるタイプ・泡立ての必要がないジェルタイプなどを選ぶのもおすすめです。
化粧水
不要なものを落としたまっさらな肌は、うるおいが蒸発しやすいデリケートな状態。しかし、逆に保湿するには絶好のタイミングともいえます。
まずは化粧水で水分をたっぷり補い、肌をなめらかに整えましょう。量は500円玉大が目安ですが、足りない場合はさらに重ね付けしてください。
なお、とくに男性がやりがちな強いパッティングはご法度。ボトルから出したら手のひらで軽く伸ばし、たたいたり擦ったりせず丁寧になじませましょう。
乳液もしくはクリーム
化粧水だけでは水分が蒸発してしまうため、油分の入ったアイテムを使いましょう。
水分と油分がバランスよく含まれた乳液は、肌をやわらげてうるおいをキープするのが役目。油分をメインとするクリームは、肌を保護しながら乳液よりもうるおいを長くとどめます。
べたつきが気になるならジェルタイプを選ぶのもあり。乳液・クリームのいずれかを使えばいい場合もあれば、いつもは乳液だけで肌の状態によってはクリームをプラスする場合など、メーカーやブランドによってパターンはさまざまです。
乾燥肌ならクリームを、脂性肌や混合肌なら乳液をメインにと、自分に合うアイテムや方法を見つけましょう。
日焼け止め
紫外線はシミだけでなく、乾燥やシワ・たるみなどにもつながることをご存知でしょうか。さらに天気や季節に関係なく一年中降り注いでおり、一部の紫外線は窓ガラスも通過します。肌のことを想うなら、雨や曇りでも外出しない日でも、日焼け止めを塗りましょう。
また男性は一般的にメイクの習慣がないため、女性より紫外線を受けやすいという事実も。男女ともに日焼け止めまでがスキンケアと覚えて、肌を紫外線から守りましょう。
4.全アイテム共通!スキンケア時の鉄則2つ
どの基礎化粧品を使うときにも重要なのが、手を清潔にすることと肌を擦らないこと。
手には見えない雑菌がたくさん付着しているので、そのまま肌に触れてしまうと肌トラブルの原因になることも。必ず手を洗ってから肌に触れるようにしましょう。
また、皮膚はラップよりも薄くとてもデリケート。一日だけではキメが乱れる程度ですが、少しの摩擦が毎日積み重なると、肌のトラブルや老化を早める原因になりかねません。丁寧にケアすることは、肌を見つめ直すきっかけにもなります。常にやさしく触れることを意識して、調子のいい肌をキープしましょう。
5.まとめ
スキンケアは毎日の習慣だからこそ、基本に立ち返ることが大切。丁寧なケアをコツコツ続けることが、未来への投資になります。男性も女性も自分の肌に合ったお手入れを行い、さらに美しい肌を目指しましょう。